靖国神社 みたままつり

東京に来て12年。靖国神社には1回も行ったことがなかった。特に行く理由も、行かない理由もなかったが、友人が靖国のおまつりに行くという話を聞いて、私も行ってみたくなった。なにより、みたままつりの写真が素晴らしかったから、あの景色をみたいと思った。

靖国神社というのは、いわゆる神様を奉るような場所ではないと私は考えていて、戦争で尊い命を国のために犠牲にしてしまった御先祖様たちの魂を祀るところだと考えている。だから、行く前はきっと厳かで、大人がそっと境内を歩くようなお祭りだと思っていた。

しかしながら、靖国神社のみたままつりは、超満員の大盛況ぶりで、渋谷のスクランブル交差点を彷彿させる混雑は熱帯夜と相まって非常に熱気を帯びていた。浴衣姿の女の子や、大学生と思わしき子供たちが多く、高齢の大人たちは見かけることがあまりなかった。きっと夜の混雑を知って、朝や昼に来ているのだろう。

靖国神社は、戦争の犠牲となった御先祖様たちを祀るところであり、いわゆる八百万の神様ではない。

また、国策で尊い命を奪ってしまったという国の行為を正当化さえしている神社のため、その考え方は様々な思惑があるだろう。だがしかし、どちらにせよ、靖国神社でワイワイガヤガヤやるというのは、どうにも解せない。時折、奇声を上げて再会を喜ぶ若い女の子達が、私たち大人の失笑をかう。大鳥居の前でビール片手にポーズを決める外国人たちを見る目に、理解とは何なのかと考えさせる。

福島原発事故の被害に、靖国の菊御紋がチラついたのは、俺だけだったか。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">